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ETロボコン試走会(2)

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 本日、 ETロボコンの第2回試走会 が、盛岡市中心部にあるいわて県民情報交流センター(アイーナ)で開催されました。今回は、私が引率教員として参加しました。  受付を済ませた後、ピットと呼ばれる待合室に通され、ロボットの準備を行いつつ、開始時間まで待ちました。  安藤さんと鈴木さんに聞いたところ、毎回、課題を決めて試走会に取り組んでいるそうです。前回の課題はダブルループと呼ばれるループをトレースすることでしたが、 今回の課題はスタート直後に現れる障害物を回避し、ダブルループまで到達すること だそうです。  試走会が開始されると、他のチームに先駆けて積極的に試走を繰り返していました。私も試走のたびに動画を撮っていたのですが、いつのまにか30本を超えていました。その様子を見ていると、プログラムを改良してから試走を始めるまでが非常にスムーズでした。きちんと役割分担や連携ができている証拠ですね。  ところで、私は初めて試走会に参加しましたが、 試走以外にも、車検、模擬レース、本番の走行順の抽選などがあって、見ているだけでも楽しかった です。  試走の様子や詳細な説明は、後日、情報電子工学科のInstagramに掲載しますので、是非、そちらを見てください。 会場のアイーナです。ガラス張りの綺麗な建物で、図書館やFabカフェなども入っていました。 受付後、待合室に通されました。ピットとはいかにもレースという感じです。 ピット作業中です。ロボットを準備しながら試走開始を待ちます。 時間になったので、いざ、試走会場へ! 試走の様子です。うまく走りますかどうか。 ちなみに黄色のシャツを着ているのはスタッフの方々です。大変お世話になりました。 ロボットがコースアウトした時などは、スタッフの方がマジックハンドでロボットを救出してくれるという仕組みでした。見事なマジックハンド捌きでした。 車検の様子です。 レギュレーションに準拠しているか丁寧に比較していました。 なんとも本格的です。うちのチームはOKでした。 本番の走行順を決める抽選です。何番目になったかな? 今回の課題は、このペットボトル障害物の回避です。 果たしてうまくいったのでしょうか。 結果はInstagramでご紹介します。 安定性を求めてプログラム改造中。 私はこういうトライアンドエラーが大好きです。 本番の進行を確認するため...

探求百科GATEWAY(阿部正英教授)

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最近、高校では探求の授業が注目されているようです。 先日も、石巻西高校の生徒さんたちが、探求授業の一環として、自分が取り組んでいる探求の内容について相談にきました(石巻西高校アカデミックミーティング)。 本学でも、探求の授業を通して得た能力を伸ばし、素晴らしい研究に繋げて欲しいという目的で、昨年度から 探求型入試 を実施しています。 これと直接関連するわけではありませんが、 探求百科GATEWAY というサイトで、情報電子工学科の 阿部正英先生が紹介 されています。 データ分析に必要な「ディジタル信号処理」を研究する というタイトルで、阿部先生が研究者を志した背景、どのような研究(探求)をしているか、今後の展望などについて紹介されています。興味のある方は是非ご覧ください。 阿部正英教授(大学ホームページから引用)

東松島高校高大連携事業

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つい先ほどまで、東松島高校との高大連携事業の一環として実施している授業の1コマを担当していました。 この授業は、90分×15回で構成され、単位を取得した生徒さんが本学に入学すると、特定の科目の単位(卒業単位)として認められる制度になっています。今日は、全15回のうちの3回が実施されています(16:10まで)。 私の授業では、デジタルマップのプログラミングを行いました。授業前の課題として、興味のある場所や施設の情報を調べてきてもらい、東松島高校の情報とともにデジタルマップに掲載してもらいました。プログラムの経験がないとのことで大変そうでしたが、全員、完成させることができていました。 皆さんに制作してもらった地図を提出してもらい、私の方でまとめてみましたが、9名の学生さんがそれぞれ異なる場所、施設を紹介してくれたおかげで、結構、賑やかなデジタルマップになったと思います。皆さん、おつかれさまでした。 高大連携事業の本日の授業スケジュールです。 プログラミングの様子です。皆さん、プログラムはほとんど経験がないそうで、 一生懸命取り組んでいます。 皆さんに提出してもらったデジタルマップをまとめました。 大学などを含めて12件ですが、結構、賑やかなデジタルマップになりました。

ETロボコン試走会(1)

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 少し前の話になりますが、 ETロボコンミーティング で紹介したETロボコンの試走会が行われました。学科のInstagramに掲載されています。 7月19日(土)に第1回試走会に参加しました。詳細は学科の Instagram でご覧ください。  ミーティングのときには、できていなかった ダブルループ の走行が、あと一歩のところまでできていました。2週間ほどですから、かなりの進歩だと思います。  次の試走会は8月23日(土)です。この日は、ピンチヒッターで私が付き添い参戦しますが、どこまで完成したのか楽しみです。写真やムービーがうまく撮れるように頑張ります。第2回の試走会の様子や結果は、ブログやInstagramで紹介しますので、よかったら見てください。 この投稿をInstagramで見る 石巻専修大学理工学部情報電子工学科(@official_isu_ie)がシェアした投稿

特色ある授業:現代工学概論(第13回から第15回)

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   現代工学概論は、機械工学科と共同で展開している授業の1つで、「工学とは何か」、「様々な工学の例」をオムニバス形式で紹介する講義です。情報電子工学科と機械工学科の学生が一緒に学び交流できる貴重な機会でもあります。 今回は、第13回から第15回(最終回)の講義を紹介します。 第13回講義 (エンジニア職セミナー  株式会社 フォーラムエンジニアリング 服部様 )  株式会社フォーラムエンジニアリングの服部様を迎え、エンジニア職セミナー(副題:エンジニア経験者が伝える理工系学問を履修した学生の活躍)を開催しました。 エンジニアとして社会課題に向き合うときの姿勢、喜びを感じた瞬間、社会で活躍するために必要なことなどを、ご自身の開発体験に基づき、お話いただきました。  また、株式会社フォーラムエンジニアリングが提供するウェブアプリを使って、学生の皆さんがこれまでに履修してきた科目から、 大手ものづくり企業とのマッチングをAI推定する体験 をさせていただきました。このアプリは、今後も引き続き使わせていただけるそうで、学年が進んで履修科目数が増えれば、マッチング精度も上がるそうです。  株式会社フォーラムエンジニアリングの皆様、ありがとうございました。 エンジニア職セミナーを開催しました。 社会人の方々の実体験に基づくお話は貴重です。 ウェブアプリを使って、企業とのマッチングのAI推定を体験中です。 私も、どの企業とマッチングが取れるのかやってみたかったです。 第14回講義 材料と歴史(機械工学科 足立先生)  本年度の現代工学概論では、様々な 「材料」 にまつわる話をした先生が多かったように感じますが、足立先生の授業では、私のような素人でも「確かに材料だ」と感じる典型的な材料の歴史について解説されました。  中高の歴史の授業にも出てきた記憶がある石器時代、青銅器時代、鉄器時代の材料の話から始まり、主に使われる 材料が変わると人間の生活がどのように変わるか、材料はどのように使われてきたか などを話されていました。改めて聞くと懐かしく面白い話でした。 今日は材料の歴史に関する授業でした。 時代の区分と使われていた材料の説明です。 だいぶ昔ですが習った記憶が蘇ってきました。 第15回講義 (エネルギー危機と原子力の役割 シニアネットワーク東北メンバーの皆様) ...

活躍する卒業生の声(1)

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 情報電子工学科/電子材料工学科を卒業し、社会で活躍されている方々をご紹介する企画です。  第1回目は、平成11年3月に電子材料工学科を卒業され、現在、古川エヌ・デー・ケー株式会社の取締役・管理統括部長としてご活躍中のK.S.さんに、大学時代の思い出や会社でどのようなことに携わってこられたかなどについて、お話いただきました。 古川エヌ・デー・ケー株式会社 取締役 管理統括部長 K.S.さん 石巻専修大学理工学部電子材料工学科 (現:情報電子工学科)平成11年3月卒業  私は大学では電子材料工学科に所属し、中込研究室で学びました。卒業研究では、GaAs(ガリウムヒ素)を用いた水素検知スイッチング素子について取り組み、研究室の一角にある暗室で、ひたすら電圧や電流の測定を行っていた記憶があります。当時の中込研究室は先生はじめ、同期のメンバーも皆アクティブで研究室対抗の球技大会で盛り上がったり、よく飲みに行ったりしていました。  就職活動に際して、以前から物作りの仕事に就きたいと思い、製造業を中心に就職活動を進め、数社の工場見学をさせて頂きました。たまたま地元企業で水晶デバイスを製造している当社を知り、工場見学の際に、ざっくばらんで本音でお話を聞いてくれる、雰囲気が良い会社であることが分かり、入社を決めました。それから26年間、あっという間でしたが、技術部、製造部、海外赴任や関係会社への出向も経験し、管理部で人材採用などにも関わり、現在に至ります。多くの経験を通じて人生観も大分変りました。  私の勤める古川エヌ・デー・ケー㈱は、日本電波工業㈱(NDK)の子会社で、宮城県大崎市古川に拠点を構え、水晶デバイス(水晶振動子・水晶発振器)の製造を行っています。車載用水晶デバイスでは世界シェア約50%を誇る、世界シェアトップクラスのメーカーです。また、当社はこの水晶デバイスに使用する、水晶ウエハの加工も行っており、社内で一貫生産が可能なことが特徴で、大型水晶ウエハの製造においてもその加工技術は世界No.1であると自負しています。  水晶デバイスは、スマートフォンやワイヤレスイヤホン、車載機器など、電波で信号をやり取りする必要がある機器ではその基準となる不可欠な部品であり、例えばスマートフォンには3~4個、車載ですと1台の車には50~150個の水晶デバイスが使われています。直接目にする...

オープンキャンパス・学生による学科紹介・展示(7月)

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 7/20(日)に 学生主体のオープンキャンパス が開催されました。 本年度からの試み で、在学中の学生さんが教員とは違う視点で学科の学びや学生生活の魅力を紹介してくれる企画です。情報電子工学科は2年生の刈谷さんが紹介してくれました。 学生による学科紹介 自己紹介をしている様子です。この後、学科の魅力を紹介してくれました。  また、7月26日と27日には、理工オープンラボを開催しましたが、 コンピュータテクノロジー愛好会 が、急遽、展示に参加してくれました。サークルを紹介してくれたのは、 過去の記事 にも登場した佐藤優樹さんです。  裸眼で立体映像を見ることができる3D映像システムを展示してくれました。佐藤さんの説明によると、ステレオ立体視と同様の原理を使ったもののようですが、とても面白かったです。表示していた映像は、同期のKさんがUNITYを使って作ったそうです。Kさんも佐藤さんに呼ばれて来てくれました。もしかすると、次回のオープンキャンパスにも展示してくれるかもしれません。期待しています。 コンピュータテクノロジ愛好会の展示です。右で説明しているのが佐藤さん。 中央のキャラが立体的に見えます。確かに立体的でした!