特色ある授業(2年生後期):情報電子工学基礎実験(情報通信分野)

 2年生後期に実施される情報電子工学基礎実験では、4つのテーマについて実験を行います。また、取り組んだテーマの中から、印象に残った実験について発表します。

  • テーマA:交流移相・共振
  • テーマB:整流・論理回路 
  • テーマC:PC組立・動作理解
  • テーマD:マイコン制御
  • 発表会:履修者がテーマを選んで、実験内容やその結果を発表

 今回、ご紹介するのは、情報通信分野のテーマDの実験の様子です。テーマDにはマイコン制御実験という名称が付けられていますが、実際に取り組んでいるのは、M5 Stick C Plusというマイコンを使ったIoTの基礎実験です。

 この実験では、マイコン、環境センサ、Google spreadsheet+app scriptを使って、

  • マイコンを使った環境センシング
  • マイコンの制御プログラミング
  • ネットワークプログラミング
  • IoTシステムの仕組み
の基礎を具体的に学びます。また、プログラミングの難しさ、厳しさを学ぶ場でもあります。

うまく動作しないようで、相談しながらデバッグしています。 資料を見ながら一生懸命間違いを探しています。
うまく動作しないようで、相談しながらデバッグしています。
資料を見ながら一生懸命間違いを探しています。

手前のオレンジの物体がマイコン、右奥の白い物体が環境センサです。 センサによる環境情報の測定結果が表示されています(日時、温度、湿度、気圧) この測定データが、クラウド上のGoogle spreadsheetに自動で書き込まれていきます。
手前のオレンジの物体がマイコン、右奥の白い物体が環境センサです。
センサによる環境情報の測定結果が表示されています(日時、温度、湿度、気圧)
この測定データが、クラウド上のGoogle spreadsheetに自動で書き込まれれば成功です。

パソコン画面の左側にプログラム、右側にGoogle spreadsheetが配置されています。 オレンジのマイコンから、測定データがクラウドに送られていることを確認しています。 この後、測定したデータの可視化とレポート作成が待っています。
画面左側のに測定プログラム、右側にGoogle spreadsheetが配置されています。
マイコンから、測定データがSpreadsheetに自動で送られることを確認しています。
成功したようです。
得られたデータを可視化し、レポートを作成しました。

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