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基幹工学実習:ライントレーサーの製作

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 基幹工学実習の「LEGOロボット制御」では、総合演習としてライントレーサーを製作します。  ライントレーサーとは、その名の通り、黒線を追跡するように移動するロボットです。実習では、光センサを使ったOn-Off制御によるライントレーサーを製作しました。  与えられた部品の中でロボットを製作し、On-Off制御のタイミングやモータの回転速度などのプログラミングを行います。実際のコースで試走を繰り返しながら、制限時間内に制御パラメータを詰めていきます。各チーム、おもいおもいのデザインでライントレーサーを製作していて、見ている方も楽しかったです。 ライントレースの様子。試走を繰り返して感想を目指しています。  最後に、完成したライントレーサーで、オーバルコースを1周させた時のタイムを競い合いました。この様子を4倍速のムービーでご紹介いたします。ライントレース初挑戦だったため、うまくいかないチームもありましたが、皆さんよく頑張りました。  2本目のムービーは、タイムトライアル後のフリー走行です。各チーム、自主的に改良を加え、試走を繰り返していました。少々長いムービーですが、興味のある方はどうぞ。

特色ある授業(2年生後期):情報電子工学基礎実験(PC組立・動作理解)

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 2年生後期に実施される情報電子工学基礎実験では、4つのテーマについて実験を行います。また、取り組んだテーマの中から、印象に残った実験について発表します。 テーマA:交流移相・共振 テーマB:整流・論理回路  テーマC:PC組立・動作理解 テーマD:マイコン制御 発表会:履修者がテーマを選んで、実験内容やその結果を発表  今回、ご紹介するのは、情報通信分野のテーマCの実験の様子です。最近では、PCの中身を見たことがないという人が増えてきました。しかし、情報電子工学科の学生としては、将来、自分が使う商売道具の中身くらいは知っておいてほしいと考えています。  そこで、この実験では、 PCの一部の部品の組み付け(時間的な都合で全てではない) BIOSによるPCの構成確認と起動・動作設定 オペレーティングシステムのインストール オペレーティングシステムの基本操作 を行い、PCの構造や動作の仕組みに関する理解を深めます。 先生の説明を聞きながら、PCのマザーボードに部品を組み付けていきます。 各部品をどこにつければ良いか、慎重に確認しながらの作業になります。 ひと通り完成しました。水色の縁が見える部分がCPUです。 分かりづらいですが、その手前にメモリが2枚、刺さっています。 蓋を閉める前に、先輩にチェックしてもらっています。 左がSAを担当してくれている先輩です。 この先輩が実験をやったのは2年前ですが、ちゃんと覚えていてくれました。 先輩にOKをもらえたので、BIOSを起動して、PCの構成確認と動作設定を行います。 どうやら無事に動きそうです。 これからWindowsとLinux OSをインストールして、基本的なOS管理を学びます。

特色ある授業(2年生後期):情報電子工学基礎実験(マイコン制御:IoTの基礎実験)

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 2年生後期に実施される情報電子工学基礎実験では、4つのテーマについて実験を行います。また、取り組んだテーマの中から、印象に残った実験について発表します。 テーマA:交流移相・共振 テーマB:整流・論理回路  テーマC:PC組立・動作理解 テーマD:マイコン制御 発表会:履修者がテーマを選んで、実験内容やその結果を発表  今回、ご紹介するのは、情報通信分野のテーマDの実験の様子です。テーマDにはマイコン制御実験という名称が付けられていますが、実際に取り組んでいるのは、M5 Stick C Plusというマイコンを使ったIoTの基礎実験です。  この実験では、マイコン、環境センサ、Google spreadsheet+app scriptを使って、 マイコンを使った環境センシング マイコンの制御プログラミング ネットワークプログラミング IoTシステムの仕組み の基礎を具体的に学びます。また、プログラミングの難しさ、厳しさを学ぶ場でもあります。 うまく動作しないようで、相談しながらデバッグしています。 資料を見ながら一生懸命間違いを探しています。 手前のオレンジの物体がマイコン、右奥の白い物体が環境センサです。 センサによる環境情報の測定結果が表示されています(日時、温度、湿度、気圧) この測定データが、クラウド上のGoogle spreadsheetに自動で書き込まれれば成功です。 画面左側のに測定プログラム、右側にGoogle spreadsheetが配置されています。 マイコンから、測定データがSpreadsheetに自動で送られることを確認しています。 成功したようです。 得られたデータを可視化し、レポートを作成しました。

中込真二先生がWorld's Top 2% Scientists 2025に選出されました

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  情報電子工学科の中込真二教授が、スタンフォード大学とエルゼビア社が発表しているWorld's Top 2% Scientists 2025「単年部門」で選出されました 。  スタンフォード大学の「世界で最も影響力のある研究者トップ2%」リストは、科学的卓越性と影響力を評価する貴重なもので、発表論文のインパクト(被引用数)に重点をおき、評価されています。今回、世界では米国が7106人、中国2270人、英国1639人、…とつづき、日本では924人が選ばれました。  中込教授は、 ワイドバンドギャップ酸化物半導体をテーマに研究を続けて来られ、数多くの優れた論文を発表 されています。今回の選出は、この研究実績が評価されたものでしょう。  情報電子工学科のみならず、石巻専修大学としても名誉あることでありますので、この場をお借りして、中込先生の選出を称えたいと思います。 World's Top 2% Scientists 2025選出証明です。 中込先生、おめでとうございます! ブログのため、鮮明な画像を掲載できないのが残念です。。。

木村健司先生が石田實記念財団2025年度研究奨励賞を受賞しました

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  情報電子工学科の木村健司准教授が 、 財団法人石田實記念財団 2025年度研究奨励賞を受賞しました。  受賞題目は 「ネットワークの堅牢性と効率性を保証するグラフ理論条件に関する研究」 です。  この奨励賞は、 環境、システムおよび工学一般分野で情報通信の研究開発に携わる研究者・教育者の研究業績を称え、また、今後の情報通信産業への貢献に期待し、贈呈されるものです。  去る11月7日(金)に、贈呈式ならびに研究発表会が行われましたので、その様子をご紹介いたします。 奨励賞の贈呈式及び研究発表会の様子です。 写真は同席した理工学部長に撮影していただきました。 木村先生、おめでとうございます!

特色ある授業(1年生後期):基幹工学実習(LEGOロボット制御)

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ロボコードによるプログラミング体験 LEGOロボット制御 ディジタルマルチメータによる電気素子の測定 3-D CAD体験  第5回から第7回の実習では、LEGO(R) SPIKE(TM)を使ったロボット制御実験を行います。  LEGO(R) SPIKE(TM)は、最近注目されているSTEAM学習教材での1つです。   マイコンブロック、センサ、モータ、機構ブロックを組み合わせて作ったロボットをプログラミングにより動かす ことができます。  この実験では、移動型ロボットの製作とライントレースプログラミングを通して、マイコンによる電子制御の基礎を学ぶことと、プログラミングにより機械を動かすことの楽しさを体験することを目的としています。  初回の実験では、主に、簡単な移動型ロボットの製作と、プログラミングツールの使い方を学びました。 移動型ロボットを製作して、ライントレースの動作をプログラミングしています。 テキストに載っているロボットから、自前でかなり改造しているようです。 ブロックならではのお手軽さ、というところでしょうか。 先生に、今日の成果をPRしているところです。 その場でプログラムを改良しています。 最も基本的な方法ですが、なかなか上手くライントレースしていました。 ライントレースのムービーはこちら (テロップ見づらくてすみません)↓

特色ある授業(2年生後期):情報電子工学基礎実験(交流移相・共振)

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 2年生後期に実施される情報電子工学基礎実験では、4つのテーマについて実験を行います。また、取り組んだテーマの中から、印象に残った実験について発表します。 テーマA:交流移相・共振 テーマB:整流・論理回路  テーマC:PC組立・動作理解 テーマD:マイコン制御 発表会:履修者がテーマを選んで、実験内容やその結果を発表 今回ご紹介するのは、電気電子分野のテーマAの実験の様子になります。情報通信分野のテーマについては、後日、紹介いたします。   オシロスコープという電気信号を測定する機械で、自分が組んだ電気回路の動きを測定しています。 装置の調整中なので、ものすごく真剣な顔つきをしていますが、それ以外は楽しそうに実験に取り組んでいました。 実験結果を記録しています。中央手前が、実験のために組んだ回路です。 抵抗やコンデンサという電気部品を使って電気信号を時間的にずらす機能を実現する回路です。 きちんと回路が組めて、予想通りの電気信号が測定できているようでした。